年越しの定番除夜の鐘
大晦日の夜、年が変わる元旦にかけて鳴り響く「除夜の鐘」。
独特の音色が心に染みわたる「除夜の鐘」について説明していきます。
除夜鐘(じょやのかね)のは、大晦日(12月31日)の夜、年が変わる
元旦にかけて鳴り響く鐘のこと。
寺では108回鐘をつく
人間には108回(煩悩の数)の煩悩があり、
清らかな気持ちで新しい年を迎えるために、
鐘をつくことで煩悩を追い払うと言われています。
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたり
する心のはたらきのことを言い、
仏教における考え方からきています。
108回の内107回は旧年中に、
そして最後の1回は深夜0時を回って
新年を迎えてから突くところが多いそうです。
多くの寺では108回鐘をつきますが、
場所によっては200回以上つくところもあります。
詳しく知って聞くと、その鐘の音がより心に響くはず。
除夜の鐘の音を聞きながら今年の出来事を振り返り、
「あぁ今年も良い一年だったなぁ」と年の瀬を感じますよね。
しかし今年は「コロナ禍」で大変な年でしたが
来年はいい年でありますように。
知っておきたい年末年始のしきたりと行事
四季に恵まれた日本では、昔からの年中行事を大切にしてきました。
中でもお正月は特別なもので、今でも12月のうちに門松やしめ飾りを準備したり、年が明けると初詣に出かけたり、おせち料理を作ったりする人もいます。
一方、平日と変わりなく過ごす人も増えてきましたが、伝統的なしきたりを知っておくことで、自分なりにアレンジしてお正月を迎えることができます。
この記事では、年末年始のしきたりと行事について簡単にお伝えします。
年末年始のしきたりと行事について
12月13日は、事始めで新年の歳神様を迎える準備を始める日です。
一般家庭で門松を飾る家は少なくなりましたが、神社や、お商売関係では飾られます。
しめ飾りは一般家庭でも飾ることが多く、12月の末ごろに飾られますが、12月の29日に飾ると「苦立て」と言って嫌います。また31日は一夜飾りと言ってこれも嫌います。
鏡餅も飾るお家は減っようですが、最近では、コンパクトなものも市販されているので、縁起物として飾ってみてはいかがでしょうか。
鏡餅はもともと神様へのお供えですが、餅を二つ重ねることで、幸せ重ねにつながるといわれています。
大みそかに食べる年越しそばは「細く長く」と、長寿を願う意味が込められています。
1月1日から7日を松の内と言いますが、初詣は新年に初めて神社仏閣に参拝することを言います。
おせち料理は、本来は歳神様への供え物でしたが、今では三が日を台所仕事から離れるための保存食としての意味合いを持つようになりました。
おせち料理には家内安全無病息災など願いが込められています。
1月7日、七草がゆを食べて一年間の無病息災を願います。
ちなみに春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろです。
お年玉の相場
子どもたちの新年の楽しみと言えば「お年玉」ですが、お年玉の相場とはいったいいくらくらいなのでしょうか?
親戚関係でお年玉のやり取りをする場合は、前もって決めておくと迷わなくてすみます。
例えば孫に上げるお年玉が、夫側の祖父母と妻側の祖父母で差がありすぎると、素直な子どもは「向こうのおじいちゃんたちは1万円くれたのに、5千円しかくれないなんて、しょぼすぎー」などと平気で言います。
大人の事情もあるので、事前に親側から祖父母に「孫にいただくお年玉は5千円にして下さいね」などと、お願いしておくようにしましょう。
ちなみに就学前の子供なら、お金ではなく本やおもちゃにしたり、お金でする場合は2千円くらい、小学生なら3千円くらい、中学生以上なら5千円くらいでいいように思います。
お金は本来労働の対価として受け取るものです。
親は、たとえ少額でもお年玉をいただいた場合は、両手で頂き「ありがとうございます」といって頭を下げることを教えておきましょう。
また、その場で開けることは礼儀に反することだということも教えておきましょう。
お年玉を上げる立場の人は、必ず親のいるところで渡しましょう。
まとめ
年越しの定番除夜の鐘
大晦日の夜、年が変わる元旦にかけて鳴り響く「除夜の鐘」
独特の音色が心に染みわたる「除夜の鐘」
除夜鐘(じょやのかね)のは、大晦日(12月31日)の夜、年が変わる
元旦にかけて鳴り響く鐘のこと。
人間には108回(煩悩の数)の煩悩があり、
清らかな気持ちで新しい年を迎えるために、
鐘をつくことで煩悩を追い払うと言われています。
お年玉
ちなみに就学前の子供なら、お金ではなく本やおもちゃにしたり、お金でする場合は2千円くらい、小学生なら3千円くらい、中学生以上なら5千円くらいでいいように思います。
年中行事
立派な門松やしめ飾り、鏡餅やおせち料理でなくても、我が家流のお正月支度で新しい年を迎えましょう。
年末年始のしきたりを知り、年中行事を大切にすることで心も整います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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発行情報
[発行者] やまいち
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